床や壁のキズを補修するには
賃貸アパートやマンションを退去する時、部屋のキズや汚れは日常の範囲内程度であれば敷金は全額返ってきます。しかし、部屋の立ち合い時に思わぬキズを責められ、敷金が戻ってこなかったり費用を請求される場合も少なくありません。退去時に困らないためにも、部屋はいつもきれいに使うよう心がけましょう。家具を設置してあった場所のへこみには、ペンタイプの補修材を使うと良いでしょう。
ペンタイプでは隠しきれない深いへこみにはクレヨンタイプやスティックタイプが便利です。色はできるだけ床の色と近いものを選びます。できれば近い色を何種類か用意すると、木の質感を出したり色を混ぜ合わせたりできるので、より目立ちにくくすることができます。冷蔵庫などの電化製品が置いてあった壁に、黒い汚れが付いてしまうことがあります。
これは、壁紙用洗剤で落とせることもあります。壁が黒くなる前に壁から離して設置しておくと安心です。画びょうの穴には、穴埋め材を使います。穴埋め材を穴に埋め込み、乾いたら凸凹をヘラなどで取り除きます。
さらに、壁の色と同じ補修材や絵の具で着色すれば、穴は目立ちにくくなります。このようなキズや汚れの補修材は、ホームセンターで買うことができます。補修をしないまま退去したり、業者に補修を依頼すると、高額な費用が発生するかもしれません。日頃からホームセンターで買えるようなキットでこまめに修理をして、部屋を大切に使うといいですね。